不正咬合の背景について
- 永久歯が二枚重なって生えてきてしまっている。
- 永久歯のはえる場所がない。
- 永久歯がびっくりするほどぐちゃぐちゃに、ひしめき合うように生えてきている。
- 床矯正は、主に歯の傾斜移動による矯正治療のため、後戻りがある。
- いつもボーっとして口を開けている。
- いつも口で呼吸をしている。
このようなお子様が非常に増えてきている傾向にあります。
これは、先史時代から歴史時代、現代と、人類の「顎骨の小型化」と「歯の大きさの大型化」が同時に存在していることにあります。
近代においては、軟らかい食事が主体となり、「良く噛む」必要がなくなったため、噛むための筋肉「咀嚼筋の発育不全」がおこり、「上顎の発育不足」がおこり、「下顎の発育不足」がおこります。
さらに栄養状態は良くなったため、一本一本の「歯の大きさの大型化」が起きてきています。
顎骨の小型化と歯の大きさの大型化が同時に存在しているため、小さな顎に大きな歯は並びきらず、ぐちゃぐちゃに生えてきてしまうということが起こってくるのです。
つまり歯の生えそろうスペースが足りなくなってきているのです。